簿記

簿記初級の勘定科目まとめ【2022年度版】これだけ身につければOK!

簿記の世界で使われる勘定科目。

取引を記帳をする際には誰がみてもわかるように勘定科目(用語)を使って記録します。

今回は簿記初級で使われる勘定科目をまとめてみました!

まずは一覧をご覧ください。




Contents

簿記初級で使われる勘定科目まとめ

 

貸借対照表の勘定科目
借方(左側)                               貸方(右側)

資産 負債
現金 買掛金
普通預金 電子記録債務
当座預金 支払手形
定期預金 前受金
売掛金 未払金
電子記録債権 未払固定資産税
クレジット売掛金 預り金
受取手形 借入金
前払金 仮受消費税
繰越商品 仮受金
未収入金  
立替金 純資産(資本)
貸付金 資本金
仮払消費税  
建物
車両運搬具
備品
土地
仮払金

 

その他の勘定科目
借方(左側)                               貸方(右側)

  減価償却累計額

※減価償却累計額は、資産のマイナスを表す勘定科目になります。     
               

損益計算書の勘定科目
借方(左側)                               貸方(右側)

費用 収益
仕入 売上
発送費 受取手数料
減価償却費 受取家賃
広告宣伝費 受取地代
通信費 受取利息
水道光熱費 固定資産売却益
租税公課  
給料
旅費交通費
支払手数料
支払家賃
支払地代
支払保険料
消耗品費
修繕費
雑費
支払利息
固定資産売却損

※2022年11月時点

 

【簿記初級者向け】そもそも勘定科目って何?




そもそも勘定科目(かんじょうかもく)とはなんなのでしょうか?

簿記は会社のもうけや財産がどれくらいあるのか明らかにするために必要な記録方法です。

そのためには日々の取引を記録しなくてはいけません。

でも、ただやみくもに記録するだけでは何がなんだかわからなくなってしまいますよね。

誰がみてもわかるようにしておかなければいけません。

そこで日々の取引を誰が見てもわかるように用語にしたのが勘定科目になります。

共通した用語と金額を記載すればどんな取引でいくらだったのかが一目瞭然になります。

例えば商品を200円売上げたら:

売上 200

 

現金を200円手に入れたら:

現金 200

と記帳していきます。

この「売上」や「現金」が簿記で使われる勘定科目になります。

 

勘定科目は5つのグループに分類できる

勘定科目は5つのグループに分けることができます。

そのグループとは資産・負債・純資産(資本)・収益・費用です。

先程の例で言うと、「売上」は収益のグループに分類します。

また、「現金」は資産のグループに分類します。

そして、その資産・負債・純資産(資本)・収益・費用という5つのグループにはホームポジションがあります。

5つのグループのうち、資産・負債・純資産(資本)の勘定科目は貸借対照表に記載されます。

貸借対照表では資産のホームポジションは借方(左側)、負債と純資産(資本)のホームポジションは貸方(右側)です。

簿記初心者向け貸借対照表

また、収益・費用の勘定科目は損益計算書に記載されます。

損益計算書では費用のホームポジションは借方(左側)、収益のホームポジションは貸方(右側)になります。

初期初級者向けの損益計算書


簿記の取引で行う仕訳は借方(左側)と貸方(右側)に分けて記入していきます。

5つのグループに属するそれぞれの勘定科目が増加する時はホームポジション側に記入し、減少する時は反対側に記入していきます。

またまた、先ほどの例で見てみます。

例)商品を200円で売ったので現金を手に入れました。

商品を売上げたので、収益が増加しました。

収益のホームポジションは貸方(右側)でしたね。

借方 金額 貸方  金額
    売上 200

そして、現金を手に入れたので資産が増加します。

資産のホームポジションは借方(左側)でした。

借方 金額 貸方  金額
現金 200 売上 200

 

これで商品を200円で売上げて現金を手に入れた仕訳は完了です!

会社や企業の経理担当者は日々こういった形で取引を記帳しています。

そして、取引の1年分を集計したものが貸借対照表や損益計算書になるんですね。

ですので、勘定科目を正しく理解することは簿記の基本的なスキルを身につけるうえでは
必須となるんです。

 

「簿記初級の勘定科目まとめ【2021年度版】これだけ理解すればOK!」のまとめ

今回は簿記初級で身につけるべき勘定科目の一覧をご紹介しました。

勘定科目は日々の取引を誰が見てもわかるように用語にしたものです。

勘定科目は資産・負債・純資産(資本)・収益・費用と5つのグループに分けることができます。

勘定科目にはいろんな種類があるので、最初は覚えるのに苦労しますが、問題を解いていくうちにだんだんと理解できるようになっていきます。

勘定科目を正しく理解して、簿記の基本的なスキルを身につけていきましょう!