簿記

未払金の計上のタイミングや消す処理は?仕訳例もご紹介!【簿記】

今回は未払金の仕訳についてのお話です。

未払金の仕訳はどのようにすればいいの?

と言う方のために、計上するタイミング支払った時の未払金消す処理方法をご紹介します。

簿記初級者にもわかりやすいように仕訳例もご紹介していきますので、一緒に見ていきましょう。




未払金の計上のタイミング

未払金の計上のタイミングのお話をする前に、そもそも未払金って何?と言う方はこちらで解説していますので見ておいてくださいね。

>>【簿記】未払金とは何かをわかりやすく説明!負債なのはなぜ?

それでは未払金のタイミングのお話に戻ります。

未払金の計上のタイミングをものを購入した時とサービスを受けた時とに分けて見ていきましょう。

未払金の計上のタイミング:ものを購入した時

未払金は仕入れ以外のものを後払いで購入した時に使う勘定科目です。

例えば営業用の車を購入した時もそうですよね。

会社が営業用の車を代金後払いで購入した時は実際に車が納品された時に計上します。

つまり物が納品された時に計上することになります。

未払金の計上のタイミング:サービスを受けた時

また、旅費交通費や、水道光熱費、広告などを出した時の費用である広告宣伝費など、サービスを受けた時にはどうすればいいのでしょうか?

水道光熱費を例に見ていきましょう。

例えば、利用している水道代は使った月に計上をしましょう。

支払いが次の月になることもありますが、利用した月に未払金科目を使って計上する
ようにします。

その他のガス代や旅費交通費、広告宣伝費も利用した月に計上をします。

未払金の計上は発生主義なんです

このように未払金の計上はものが納品されたタイミング、サービスを受けた時にすることになります。

これを発生主義と言います。

私ははじめ、お金を払ったタイミングで計上するのか納品された時点なのかがわからず、苦労したことがあります。

ちなみにお金を支払ったタイミングで計上することを現金主義といいます。

ただ、未払金の計上は発生主義になるので注意しましょう。

 

未払金を消すタイミング




次に未払金を消すタイミングです。

購入したものやサービスの代金を支払った時に未払金を消す処理をしましょう。

代金を支払った時点で、購入したものやサービスにたいしての返済義務がなくなるからです。

代金を支払ったので負債である未払金はなくなります。

未払金は商品が納品されたタイミングやサービスを受けた時に計上し、代金を支払った時点で消し込む処理をします。

 

未払金の仕訳例

それでは未払金について実際の仕訳を例にしてみていきましょう。

先ほどお伝えしたように未払金が発生した時の仕訳と支払った時の仕訳をしていきます。

今回は3つの事例を順番にご紹介していきます。

未払金の仕訳例1:固定資産を購入

茨城商店は社用車を2,000,000円で購入しました。

なお、代金は翌月末払いとした。

この時の仕訳は?

 

まず、社用車を購入したとあります。

社用車は資産になりますので、借方(左側)に車両運搬具を記載をします。

借方 金額 貸方 金額
車両運搬具 2,000,000    

 

次に代金は後払いとありますので、未払金科目を使いします。

未払金は負債になりますので、貸方(右側)に記入しましょう。

借方 金額 貸方 金額
車両運搬具 2,000,000 未払金 2,000,000

 

未払金の仕訳例2:社用車の代金を支払った時

社用車を2,000,000で購入した茨城商店は翌月になり、普通預金から代金を支払った。

この時の仕訳をしてみましょう。

 

社用車を支払った時の仕訳です。

まず、代金を支払うことにより資産である普通預金が減少しますので貸方(右側)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
    普通預金 2,000,000

 

代金を支払ったことにより、未払金がなくなりましたので、借方(左側)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
未払金 2,000,000 普通預金 2,000,000

これで完成です。

未払金の仕訳例3:水道光熱費

栃木商店は今月分のガス代金60,000円を計上した。

なお、ガス代金は翌月末に支払うことになっている。

この時の仕訳は?

 

まず、ガス代を費用として計上します。

ガス代は水道光熱費という科目を使います。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 60,000    

 

次に貸方の仕訳です。

ガス代金は翌月末に支払うとありますので、未払金として計上しましょう。

借方 金額 貸方 金額
水道光熱費 60,000 未払金 60,000

 

未払金の仕訳例4:ガス代を支払った時

翌月になり栃木商店はガス代の60,000円を現金で支払った。

この時の仕訳をしてみましょう。

 

まず、ガス代を現金で支払ったとあるので、現金を減少させます。

貸方(右側)に現金60,000円と記入します。

借方 金額 貸方 金額
    現金 60,000

 

ガス代は後払いで未払金として計上していたので、その分を減少させます。

ですので、負債の減少を意味する借方(左側)に未払金60,000円と記入すれば完成です。

借方 金額 貸方 金額
未払金 60,000 現金 60,000

 

未払金の仕訳例5:パソコンを後払いで購入

群馬商店はパソコン一式を320,000円で購入した。

代金は後払いで翌月末に支払うことになった。

なお、今回のパソコンは「備品」勘定で仕訳を行います。

 

まず、パソコンを購入して備品勘定で仕訳をするとありますので、借方(左側)に記入していきます。

借方 金額 貸方 金額
備品 320,000    

 

そして、代金は後払いとありますので貸方は未払金となります。

借方 金額 貸方 金額
備品 320,000 未払金 320,000

 

未払金の仕訳例6:パソコンの代金の支払い

群馬商店は翌月になり、パソコンの購入代金である320,000円を普通預金から支払った。

この時の仕訳をしていきましょう。

 

まずはパソコンの代金を普通預金から支払った分の仕訳をします。

資産が減少したので貸方(右側)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
    普通預金 320,000

 

最後に未払金勘定を消滅させる仕訳です。

未払金という負債がなくなったので、借方(左側)に記入していきます。

借方 金額 貸方 金額
未払金 320,000 普通預金 320,000

これで仕訳が完成しました!

 

「【簿記初心者向け】未払金の計上のタイミングや消す処理は?仕訳例をご紹介!」のまとめ

今回は未払金の計上のタイミングや消す処理方法、そして仕訳例をご紹介していきました。

未払金はものが納品されたタイミング、サービスを受けたタイミングで計上します。

そして、代金を支払った時に未払金を消す処理をします。

実際にご紹介した仕訳例を参考にしてみてくださいね。

また、未払金とは逆の「未収入金」の仕訳例についてはこちらを参考にしてみてくださいね。

>>【簿記初級者】未収入金の仕訳例をご紹介!発生してから入金時までを解説!

繰り返し練習して、理解度をアップさせていきましょう!

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