簿記

【簿記の勘定科目】定期預金とは?意味をわかりやすく解説します!

今回は簿記の定期預金についてお話をします。

普通預金と同じくなじみのある定期預金という言葉。

いったいどういう意味でどのように使われるのでしょうか?

簿記勘定科目定期預金とは何なのかわかりやすく解説していきます。




Contents

簿記の勘定科目「定期預金」とは?

それでは定期預金のお話をしていきましょう。

読み方は「ていきよきん」と読みます。

定期預金は銀行などの金融機関にお金を預けることを意味する「預金」の一種です。

定期預金は普通預金と同様、日常的によく耳にします。

しかし、簿記の試験では当座預金科目は頻出するものの、定期預金はあまり問題に出てきません。

ただ、知識として知っておくことは大切ですので、しっかり理解しておきましょう。

【簿記】定期預金の意味をわかりやすく

定期預金は会社が開設した定期預金口座です。

定期預金は満期にならないと基本的には引き出し(払戻)ができません。

(※途中で解約すると利息が減ってしまいます。)

ただし、引き出しができない分、普通預金と比べると受け取る利息が高くつくのが特徴です。

会社は利息を得ることを目的として余剰資金を定期預金に預け入れることがあります。

定期預金の預入期間は数か月~数年と選択することが可能です。

また、定期預金と対照的なのが普通預金。

普通預金はいつでも引き出しができますが、利息は定期預金に比べて低くなります。

関連資料:【簿記】普通預金の意味をわかりやすく解説!

【簿記】定期預金は資産のグループ




簿記の勘定グループである、資産・負債・純資産・費用・収益のうち、定期預金は資産のグループになります。

資産は財産のことを言い、定期預金は現金などと同じように会社にとっての財産になるので、資産ということになります。

貸借対照表では左側に位置します。

定期預金は資産のグループ

資産のグループである定期預金は増加した時は左側(借方)に、減少した時は右側(貸方)に記入していきましょう!

定期預金の使い方

それでは普通預金科目を使った簡単な仕訳をしてみましょう。

例1)手元の現金2,400,000円を預け入れた。

この時の仕訳をしてみます。

まず、定期預金口座に現金を預け入れたので、定期預金科目を増加させます。

定期預金は資産ですので、増加する時は左側(借方)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
定期預金 2,400,000    

手元の現金を定期預金口座に預け入れたことにより、現金が減少します。

現金も資産の科目になりますので、減った時は右側(貸方)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
定期預金 2,400,000 現金 2,400,000

これで仕訳は完成しました。

 

例2)定期預金2,400,000円が満期となり、普通預金口座に振り替えた。

この時の仕訳をしてみましょう。

定期預金口座に預けていたお金を普通預金に振替えます。

ですので、普通預金を増加させ、定期預金を減少させていきます。

普通預金も定期預金と同様資産の科目になりますので、増加させる時は左側(借方)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
普通預金 2,400,000    

次に定期預金を減少させるので右側(貸方)に記入します。

借方 金額 貸方 金額
普通預金 2,400,000 定期預金 240,000

これで仕訳は完成です。

定期預金科目を使ったさらに詳しい仕訳はこちらに解説していますので、チェックしてみてくださいね。

>>定期預金の仕訳について預け入れや振り替え処理の方法を初心者向けに解説!

 

「【簿記の勘定科目】定期預金とは?意味をわかりやすく解説します!」のまとめ

簿記の勘定科目「普通預金」とは何かわかりやすく解説しました

今回は簿記の勘定科目の一つ『定期預金』についてわかりやすく解説していきました。

定期預金は原則として満期にならないと引き出しができませんが、その分利息が高いのが特徴です。

簿記の問題の中ではあまり出ることはありませんが、しっかり理解しておきましょう。

逆に試験でよく出てくるのが当座預金です。

定期預金・当座預金・普通預金の違いを別記事で解説していますのでチェックしてみてくださいね!

>>【簿記】普通預金・定期預金・当座預金の特徴や違いを確認しておこう!

 

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